「ほっ」と。キャンペーン

連想ゲームで世界を広げる

 「みかん」という言葉を聞いて、ご覧の方々は次にどんな言葉を浮かべるだろうか。
 色だったり味だったり、人によって似てたり違っていたり、と、様々な言葉が出てくるのだと思う。

 中学生の時通ってた学習塾で、まさに今と同じ質問が先生から出された。
 「お前ら、みかんって聞いてパッと浮かぶものってなんだ?」
 塾生全員が思い思いに言葉を並べていく。連想ゲームである。
c0004895_9424549.jpg

 「黄色(オレンジ)」「すっぱい」「丸い」「食べたい」という直感的な反応も多かった一方で「寒い」「コタツ」「ネコ」と、もうひとつ先の反応をした子もいた。瑠璃カケスは・・・多分前者のほうだったと思う。

 一通りでたあと先生の解説。
・「みかん」という言葉からどれだけの想像力が働くか。
・ひとつの言葉をもとに広い連想ができれば、国語の力が育まれる。
・たとえば「コタツ」などは、みかんのある情景を浮かべたという意味では、なかなかのもの。
など。
 過去の例で、「みかん」と聞いて「海」と答えた子がいたらしい。
 その子は、旅先で海辺を走る電車に乗ったところ、車窓からみかんの木が並んでいていたのが印象的で、海という言葉を思いついた、とのこと。独創的とまでは思わないが、「食べたい」とか言う食いしん坊よりは少し内なる情景が豊かなのだろうと、その時は妙に感心した。
 このあと、瑠璃カケスは家でも姉にこの連想ゲームをやってもらっていたが、チープな反応しか出来なくて「おらぁだめだぁ」なんて諦めてしまった。

 今だったら、みかんは「別れ」と答える。芥川龍之介の小説に、そんなようなものを連想させるシーンがあった(「レモン」だったら「ザ・テレビジョン」では情けないので「うなされるほどの高熱」と言っておきたい。「くりぃむれもん」とか以っての外である)。
 大人になってしまうと答え探しばっかりになって、面白みが薄れるのが残念。


 それでも、以前、映像作家の人が「風にも色があるんですよ」と、さらりと話してた時は、すごいな、と思った。
[PR]
by lidth-s-jay | 2012-10-07 09:37 | 中学校専用