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卒業アルバムリプライズ(1)煩悩は解き放たれうるのか!?

 3年ぶりに高校の卒業アルバムを開いた。
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 1992年卒業だから、このログを書いている時点では既に16年の年月が経過している。16つったら俺ら卒業した時に生まれた連中がモロ高校生してるわけだ。そう考えるとこうやってアルバム見て当時を思い出すのも隔世の感がある。あの辺にオッサンオバハン言われても、言い返せないんだなあ。


 さて、アルバムである。教職員の教科別写真に続いて、高校時代のイベント(文化祭、体育祭、修学旅行)、各クラスごとの見開き特集、そして全員の名前付き写真。小学校や中学校のと比べて写真の印刷具合がいい。画像加工してあるんじゃないかな、というぐらい見栄えよく映っている(人が多い。リアルに再現されてるのもままにいる)。

 卒業アルバムを見るときは、勿論当時を懐かしむためでもある。ユーミンの「卒業写真」的世界だ。悲しいことが無くても表紙を開きたくなる。そんな時があってもいいじゃないか。
 しかし、これは特に男連中の暗黙の了解というか、我々は常に清い心を持って写真の向こうのみんなに会うわけではない。卒業アルバムも、時にエロ本と同じになるのだ。
 
 だいたい考えてほしい、高校の3年間、身近に女子がいて、そんでブラ透けとかパンチラとかに遭遇しないわけがない(男子校出身の諸君、スマン)。デジカメとか持ってないくせに、記憶媒体は僕らの脳内にあって意外に精巧に動いている。家に帰って勉強もせずに今日のエッチなハイライトを浮かべてズボンを下ろす。今日と書いたが、記憶媒体なのだから先週だろうが先月だろうが2年前だろうがすぐに引き出しを開けて準備ができる。そんなもんなんだ男子というのは。

 そんな思い出がギュギュギュウッッッッピュッと詰まったアルバム。なんと胸ポチが見えたあの子の写真が手元に!という売り文句をつけたいものだ。女の子もマヌケなやつはしょっちゅうスカートが無防備になるから、同じクラスだった男子のシンクロ率は高い。案外アルバム開いて同じ子にお世話になるものだろう。違うかな。

 漫画家の喜国雅彦が自著の4コマで「俺、アルバムの写真見ながら毎日1人ずつオカズに使って全員斬りするんだ」というネタを披露していたが、オオゲサとはいえチャレンジャーは必ずいると確信している。ちなみに本作では途中ブスでつまづいて挫折していた。どうしても抜けないとか。閑話休題。

 個人写真のみならず、イベントフォトでもなかなかの具材があったりする。体育祭とか。今のようなハーパンではなかった時代だけに、ケツも転がっているものだ。アルバム製作の写真屋はそんとき一杯ネタ撮ったんだろうな畜生と思わざるを得ない・・・が、我々のアルバムの体育祭は正直今ひとつだった。一つ上の先輩のアルバムなんか、ケツ大集合だったのに。自粛がかかったんだろうか・・・。


 そんなわけで、懐かしむというより、「卒業アルバムもらったら即使用」という、煩悩のかたまりには絶好の餌場となってしまうのだ、アルバムなんて。さすがに高校を出て大学だの社会に移れば童貞も捨てられて、記憶装置も役に立たなくなって、アルバムを穿った目で見なくなるようになるかもしれないが。俺も大人の男になったな ふ。と思っちゃうかもしれないが、ハタチ過ぎても女とよろしくやっててもオナニーやめるわけではないのだから、大して変わらない。
 「あの頃の生き方を あなたは忘れないで」ってユーミンも歌ってる。男はあの頃を忘れないが、女子は早々に蝶となり羽ばたき、青春の一ページに閉じ込めて忘れてしまうであろう。しかし、三十路を越えればみんな固太りして劣化の激しい連中になるのだから、今こそ純粋にアルバムを懐かしみたいものだ。すげえ強引。


 次回はもうちょっと叙情的な内容でアルバムに迫りたい。続く。
by lidth-s-jay | 2008-05-18 02:02 | 男子・女子