何処へと鳥は鳴き 夢出ずる国をゆく
 世の中は ああ 世の中は
 なぜ こんなに急いてと流れてく
 今宵は 月が旅路を照らそうぞ
       (原由子「花咲く旅路」から)

 JRの「日本を休もう」というCMで、この歌が当時流れていた。ウォークマンも持っていなかったけれど、今回京都を旅した時、この「花咲く旅路」が頭の中で何度も巡っていた。


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 さて京都「学校見学」旅行、である。
 まずは菅原道真を祭った北野天満宮で合格祈願のお参りを。信仰に疎い私もこの時ばかりは天神様にすがる思いだった。

 その後、金閣寺方面へ行き、衣笠の立命館大学(写真)へ。キャンパスは普通の学校っぽかった。留年通知とか単位未取得とかの告知が痛いなぁと他人じゃない心配を勝手にしていた。

 戻って、同志社大学。ここは受けるつもりはない(難しすぎて)のだけど、文化財の校舎は見ておこうと思い立ち寄った。赤レンガの建物は憧れるものがあった。

 観光ガイドとかそういうものを持っていなかったので、移動手段にバスを選んだり、違う駅で降りたりと、容量の悪さ満点だった。なんせはじめての一人旅。この日の予定はこれで終わり、京都府庁前のホテルで風呂&豪華夕食体験。その後やることなく、寝た。

 *

 2日目は、再び北へ行き京都大学へ。受験を視野に入れて、である。と言ってみたい気分だった。歩いてるのは京大生。すげー。立命館でもそうだったが、大きな立て看板が並んでいるといかにも大学っぽかった。

 昼前から雨が降り出してきたが、そのままさらに北上し、上賀茂の京都府立大学へ。実はここが当時の本命だった。マイナーな学校だったがレベルは低くなかった。マイナーなだけに校舎はとても小さい。規模も全学で1200名ぐらいだったという覚えがある。校舎からコーラス部の歌声が聞こえていた。

 近くの植物園を巡った後、そのまま京都駅に戻り、軽い昼食をとったあと、普通電車で帰った。



 京都に行ったのに寺社仏閣の類は殆ど訪れない、旅情の愁いとかそっちのけな旅だった。
 しかも、まわった学校で受験したのは結局立命館だけ(そして不合格)で、空振りばっかりの顛末となった。

 でも、忘れられない旅だった。
 
 翌年の夏休み、再び北野天満宮へお礼参りに行った。大学生・社会人となった後も京都には何度か遊びに行った。
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by lidth-s-jay | 2005-06-04 16:52 | 高校専用