「ほっ」と。キャンペーン

 以前は実家に戻るたび、「過去を辿る作業」が好きだったのだが、2年のブランクが響いたのか、私の遺品は殆ど廃棄されていた。トホホ・・・。
 あんだけ書きまくった戦国漫画やコイン相撲選手権、あんまり誇れない学校の成績表、奇跡的に貰った女の子からの手紙(彼女とか言うハイレベルなものではない)などなど・・・。

 余談だが大して大事にもしていなかったアダルトビデオが全て廃棄されていたことは、なんとなく「やっぱり隠しておきゃよかったなちくしょ」と今更後悔した。奇跡的に10年前の日テレ系「裏番組をぶっとばせ!野球拳スペシャル」が残っていたのには感動した。感動したけどなんだか情けなくなった。これでも当時は重宝したものだが。ぜんじろうとかラッキー池田が出てた。

 話がかなりずれたところで、今手元にある「6年生文集」の話をしようと思う。
 
 ページ数、内容、揃って、とにかく薄い。担任の先生のページ(1ページ)、寄せ書き(1ページ)、30人程度のクラスメイトの記事(2ページ)。以上。最後の学年なのにこんなチープでいいのか、と思う。
 ただ、その中にある「将来の夢」というのは結構愉快だった。特別奇をてらったことを書いているわけでもない、逆につじつまを合わせた「金太郎飴のような将来の夢」。
 
 男女別に見ていこうと思う。文集作成当時、1986年(昭和61年)3月、である。

 * 


<男子>


「野球選手を目指す」
・一番人気の馬鹿さ加減な夢だが、その中でも「思いつき系」(どこかの球団に入って内野かピッチャーになりたい)と、「鋼鉄的意志系」(ex.甲子園有名高→実業団→中日ドラゴンズ)に2分された。
 きっと今頃草野球程度はやっているだろう。試合の後のビールのために。

「どちらにしろスポーツを続けたい」
・すでにもやしっ子だった私にはその思想が理解できなかったのだが、本当にスポーツで飯を喰っていくつもりだったのだろうか。文集とは将来の夢をインスタントで作ってしまう罪な媒体である。
 「相撲取りになりたいけどお父さんに勝てないからやっぱり無理だと思う」と書いたアマノは現在郵便局員らしい。

「趣味に走る」
・一番望ましいパターン。釣具屋とか画家とか。カツ君が書いてた「好きなだけではなれないから心配です」という言葉が胸に染みた。

「仕方なく家を継ぐ・サラリーマンになる」
・このうち2人はスポーツ推薦で進学したり、地元の難関大学へ進学した。リーマンになると書いたのは恐怖のハサミ男・ミツである。「親は床屋をやってるが自分が大人になったら老人になるからリーマンになる」偉大なりミツ君。

<女子>


「美容師・デザイナー」
・これはもしかしたら夢を実現している子は多いかもしれない。特に前者。理由は書かない。

「ピアノの先生・音楽関係へ進む」
・男子のスポーツ人生並みに適当も大概にしろと問い詰めたい。女子は特に上記「美容」「音楽」の2大妄想が圧倒的だった。美容師になりたかったらミツ君と結婚して店を乗っ取ってしまえば実に素晴らしいストーリーだと思うが。

「税理士」
・複数いたことに驚いた。実家がやっているからかもしれないのだが。女性は金を数えるのが好きなのか。妻には欲しくないタイプである。

「看護・ボランティア系」
・特にコメントはない。実現していることを祈る。

「婦人警官・保母」
・その後は聞いていないが、どちらにしても全人類からコンセンサスを得られる天職だ、と彼女には思っていただけに、どうなってるか気になるところである。ちなみに当時のあだ名は「ゴリラ」。

「適当に生きる」
・こういうことを書くやつに限って智謀深き、文武両道の男女人気No1、だったのだが、なぜか中学以降、本当に適当に生活してダメになっていった。どうしてるんだろう。


・・・と、読んでみたが、私自身の夢はというと「司法書士になって事務所を開く、または証券取引所で働く」と書いてあった。

 仕事の内容も知らないくせに名前にあこがれてこういうことを書くから現在の憂き目を見ているわけで。アホじゃのう(涙)
[PR]
by lidth-s-jay | 2005-09-16 23:29 | 小学校専用