カップヌー㌦の思い出

 今、ムショウに腹が減っている。
 大人である。だから腹が減ってるんなら何か作ればよろしい。それが面倒なら薄っぺらい財布にある500円玉でコンビニまで歩いて食べ物を買えばいいのだ。しかしそれすらしない。したくない。
 薄々お気づきの方もいるだろう。単に腹が減ってることをネタに書きたいだけなのだ。この、腹と背中がひっつきそうな思いをしていることを訴えたいのだ。万国の空腹者、団結せよ!!

 バカバカしくなってきたところで、強引にカップヌー㌦(以下、カップヌードル)の話でもしようと思う。

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 カップヌードルの薀蓄については一切省略する。食べたことがある方がほとんだと思うし、今でも時々食べてる方、あるいは毎日食い続けている方までいるかもしれない。それを咎めるのは、いくら栄養が云々でも味気ない話である。
 個人的にはボンカレーよりは飽きの来ない味、だと思っているがどうだろうか。

 安いとこなら100円ちょっとで買えるカップヌードルだが、まさか子供の頃から手軽に食べいたなどという方はいるのか。いないだろう、と信じたい。少なくとも、私、瑠璃カケスにとっては、値段の問題だけではなくカップヌードルは貴重な味だった。

 まず購入の問題。子供の行動地域など、たかが知れている。自転車に乗れるようになっても、家から範囲1kmを超えることは、まずない。しかも、どういうわけか行きつけの駄菓子屋以外には足を踏み入れない。スーパーがあっても、たかだか100円しか持っていないのに行ったところで何ができるというのか。
 駄菓子屋にも、きっとカップヌードルぐらいはあっただろう。しかし、そこは子供も浅はかなもので、目の前にある10円か20円そこらのクッピーラムネかコインチョコ、ソースせんべいのほうが食べたくなるし、そもそも値引もされていない駄菓子屋のカップヌードルを買うだけの金は、無い。2日3日お金を使わないでおけば買えるだろうが、それは子供には無茶な話である。

 仮に金銭的な面をクリアしていたとして、今度は無事に家で食うことができるのか。
 そんなに甘くはない。午後3~4時ごろに小腹を満たすお菓子の代わりにカップヌードルを食うガキを親が許すだろうか。これ食べちゃったりして夕ご飯のさばの味噌煮を残すようなものなら烈火のごとく怒られるであろう。ここぞとばかりに栄養面で激しいエクスキューズが待っている。仕方ねえだろ今日の夕飯不味いんだから、と本気で思っても、さすがに説得力に欠けてしまう。
 あと、火(コンロ)を使わせてもらえないなど。魔法瓶がまだ珍しい時期であり、いちいち湯沸しを利用するかヤカンで沸騰させるか。子供が使うに危ないのは、認めなくないが事実である。

 そんなわけで、食えない。もう、親の気まぐれに委ねるしか、ないのだ。昼飯が準備できないとか、奇跡が起きないと難しい。

 今でも覚えているのが、冬場、スケートリンクに連れてってもらった際、自販機のカップヌードルを食わせてもらったこと(スケート場に連れてくれるのは父親であるが、食い物に関しては結構アバウトで大抵リクエストオッケーだった)。冬の寒い中、熱々のカップヌードルをズルズルやるのは、夏仕事が終わった後のビールよりも最高だった。頻度の問題かもしれないが。
 そういえば自販機でハンバーガーを売ってたこともあってネ申の置き物に見えた。次元が違うので割愛したい。

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 カレーとか(後に定番となる)シーフードとかバリエーションがある中でも「やっぱり本家(しょうゆ味)が一番だね」という意見が強いと思う。そのわりにカレーヌードルの残りで米飯食ったりしてるんだろと激しく糾弾したくなるが嘘である。
 いずれにせよ、あの麺、タマゴ、ネギ、肉(実は大豆)、エビ・・・は金ちゃんヌードルだったか・・・など、全部がインチキなのに、わざわざインチキを求める様は「ラーメン」ではなく「カップヌードル」を食べたいのである。断言。少し子供話からズレてきたぞ。

 この星で200億個食われてきたカップヌードル。そのうち私は、そして皆さんは今まで何個のカップヌードルを食されたことだろうか。

 んでこれを食べた人はいるだろうか。以前少し問題になってたようだが。
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 こんなこと書いていたら大分空腹も収まってきた。いいのか悪いのか。
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by lidth-s-jay | 2007-06-17 17:13 | 小学校専用

(前編・中編からお読み下さい)

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by lidth-s-jay | 2007-06-02 07:32 | 高校専用

(前編からお読み下さい)

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by lidth-s-jay | 2007-06-02 06:49 | 高校専用

 高校1年生の時の話をしようと思う。いつも以上に唐突である。

 4月、雨の入学式の日。今まで2小学校からの集まりだった狭いコミュニティから、3市1町のわりと広い範囲から、高校受験によって同じような成績の連中が集まってきた。
 瑠璃カケスが所属したクラスもそのひとつ。男子の何気に漂う田舎臭さが特徴的ではあった。
 
 そこに、新担任がやってきた。えぬ先生である。

 男性で年齢が本当に分からない。多分当時24,5だと思う。我が高校に赴任して数学を担当していたが、担任を受け持つのは初めて。さっきも書いたとおり年齢不詳で、明らかにふけ顔。地方信用金庫の営業周りでバイク乗ってる人にいそうなタイプである。
 教室壇上の挨拶で、何か息巻いた雰囲気で持論を展開し始めた。「この学校は自由な校風がモットーだが、自由と言っても"freedom"ではない。"liberty"であることを忘れるな
 ・・・一瞬、みんな凍った。言いたいことは身勝手な自由ではなく、与えられた(権利としての)自由である、ということらしい。んが、だからどうしたというのだ。後ろで参観していた親も驚いていた。
 さらに「1年生のうちは大学志望に国立:名古屋大/私立:南山大、と書く連中が多いが、3年生になって同じく名大・南山と書くようなやつはバカである」と。これは意図が理解できなかったが、自分の成績や大学受験情報を把握せずにのうのうと知ってるところだけ挙げるな、ということか。もしそうだとしても、言い方というものがあるだろうが。クラスの初顔合わせ諸君ともども、いきなりゲンナリとした高校生活が始まった。

 このままいくとクラスも退屈なんだろうなあ、と諦めモードで入ったのが悪かったのか、まずクラスメイトの男女仲がよろしくなかった。敵対ではないが、ぜんぜん喋らない。男子が大人しすぎる、中学生そのままなヤツが多かったから、のと、女子も我々男に全く興味を持たなかったというのが重なったようだ。席配置も、男同士、女同士で並んでいた。
 恋や愛とかそういう次元ではなく、もはやクラス分裂、そんな状況になって、えぬ先生は何も言わなかった。じゃあテストの成績がよければいいのかというと、どちらかというと我がクラスは出来が悪かった。散々である。

 そんな中、「冷酷」「機械にしか見えない」えぬ先生の学級運営は続けられた。(つづく)
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by lidth-s-jay | 2007-06-02 06:16 | 高校専用