1987年(昭和62年)、中学2年生のクラスのことである。
 誰が言い出したのか(先生?生徒?)、朝の会、ショートホームルームで、歌をうたおうということになった。小学校、特に低学年では当たり前の光景なのだろうが、中学生になって歌をうたうというのは、少し奇抜のようにも感じる。
 しかも、歌の種類も音楽の授業で習うような合唱曲ではなく、ザ・ベストテンにでも登場しそうな歌謡曲が選ばれた。歌謡曲であって、J-POPではないしフォークでもニューミュージックでもない。書いてて少し恥ずかしくなる単語である。
 覚えているだけでも、こんな曲を選んで、歌った。学校の朝の会で。



南野陽子「話しかけたかった」

 南野陽子はスケバン刑事2のヒットもあって、人気の高いアイドルであったが、この曲はシングルとして出ていた割には印象は薄かった(当時も)。とはいえ、曲の感じがとても爽やかで、朝に歌うにはなかなかお似合いだった。1回だけ書くがナンノはそこそこ好きだった。映画「寒椿」で乳首を出したときは衝撃的だったがあまり実用的ではなかった。



TMネットワーク「Get Wild」

 アニメ「シティ・ハンター」OPソングとしてヒットしたこの曲だが、それまでTMがあまり売れていなかったので殆ど知らなかった(月刊歌謡曲の端っこのページにたまに載っていたが)。朝の会でみんなで歌うにはテンポが速めで大変だった。「イッヨーペインオアマイペーンオアサッバーズペーン」とかテキトウ。ゲッワッ!!



中山美穂「Catch Me」

 昨今、エコーズの辻仁成と別れて空港でブチ切れていたミポリンだが、私たちが中学生だった頃は毎度おさわがせしますとか夏体験物語とかで男の股間を直撃する言動を繰り返していた。それと朝の会の歌とは関係ないがセクシーな歌だった。メロディが少し難しくてこれまたみんなで歌うには厳しかった。


 これらの歌を生徒がB紙にマジックで歌詞を書き、黒板に掲示し、赤いラジカセからテープを流して歌っていた。
 その他の曲を歌ったのか覚えがなく(多分無いと思う)、中山美穂の歌までで中止になったが、普段聴く事も無い歌謡曲を歌っちゃうのは、悪くなかった。TMなんかはこれを機会にハマッたし。ハウンドドッグとかオメガトライブとかの曲のほうが(みんなで歌うには)合ってたと思うけれど、それだと平凡で面白みはないかもしれない。


 今の子たちがこんなことするかどうか分からないけど、もし朝の会で歌うのなら何を選ぶのだろうか。音楽の授業でも普通にいきものがかりとかファンモンとか歌ってそうなので、朝の会なら個人的にはゲスの極み乙女。「パラレルスペック」を推して了としたい。
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by lidth-s-jay | 2014-08-15 12:39 | 中学校専用