恋心を抱きつつも敵だった女子・アンディ(後編)

 (前回からの続きです)



 ところでアンディは可愛かったのだが、誰似なのか?というと浮かばない。当時の容姿的な評判は「可愛い」「顔がでかい」「胸ポチがすごい」だった。・・・これを書いている間に思い出したが同級生のエイちゃんが「あいつは長州力に似ている」と言っていた。

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 部活の顧問まで病院送りにし(長くなるので省略)、卒業アルバムの部活紹介で「先生も真っ青、副部長」(byエイちゃん)というタイトルまで獲得した女王アンディ。泥レス吹奏楽部の日々もコンクールとともに終わり、舞台は同じ3年の教室に移される。
 
 9月後半。後期クラス委員長選出の時期になった。副委員長は基本的に女子から選出されるのだが、今までクラスでは実力行使を控えてきたアンディが突如その副委員長に意欲を見せ、自ら立候補した。当時、クラスは男女共々2分されていたのだが、女子主流派のグループの後押しもあったようだ。
 ところがアンディは副委員長にはならなかった。もう一方のグループが推した女子が、僅かながら多数決で選出されたのだ。私も「アンディだけには天下を取らせてはならん」一心でこっちを推した。ちなみに副委員長になった女子とは、ミクである。
 しかしその後の文化祭の準備で、今度は逆にアンディが仕切り始める。ねじれ現象の起きたクラスは一時期決裂した。
 そんな渦を通り過ぎでも、やっぱり私とアンディはほとんど会話なし。これが2年同じクラス、3年間同じ部活、部長と副部長の間柄とは思えない「ある意味相当の犬猿の仲」である。

 そして、卒業。高校へ。

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 私もアンディも同じ高校に進んだのだが、今度は3年間とも別クラス、部活などが重なることもなくなり、全く話すことは無かった。副委員長の座を争ったこともあったアンディとミクは、なぜか一緒に登校していた時もあったようだ(「でもあの子会話続かないんだよ」とミクは愚痴を言っていた)。
 「あいつの質問がむかつくんだよ」と同じ選択科目をとっていたフクちゃんは怒っていた。また、アンディと3年のクラスが一緒だったナポト君(ウタゴエ部)は「あの人やばくて近づけない。すごいよワ(以下自粛)」。学年一のバカ、タケシ君曰く「なんかハゲてない?」すべては噂や伝聞でのみ届いてきた。
 高校を出てからはイギリスへ留学した、という話を耳にした。そこで記憶は終わっている。

 自我が強すぎて敵が多く、また謎の多かったアンディ。結婚してるのかどうかは分からないが、日本にいたらおそらく地域でも有名なクレーマーになっていることだろう。

 もうちょっと優しかったら、なぁ。
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by lidth-s-jay | 2006-04-28 20:34 | 男子・女子