子供の頃の「南の島の一日」

 このブログでは、瑠璃カケスの第二の故郷(?)である南国の離島について触れることはあまりない。島に移ったのが2003年の夏から、という生活だけに、かつての学校生活と同じような懐かしいという感情を抱くにはもう少し時間がかかりそうである。
 ただ、見方を変えて、南国生活と全く縁の無かった頃を思い起こすと、将来の選択肢としては希薄であったものの「南の島いいなあ行きたいなあ」などと考える時もあった。多くはテレビの映像や雑誌の特集を見ての感想であるが、それらを含めて、南の島生活に魅了された匂いを持ったものが存在した。

 およそ20年前の記憶である。




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 南の島、ではないが、海に憧れた記憶としてもっとも古いのが1984年(昭和59年)、瑠璃カケス小学5年生の頃。
テレビでカルピスのCMが流れていた。夏真っ盛りの木陰で女の子2人が水平線広がる海を眺めながら「夏の氷カルピス」。BGMはスターダスト・レビューの「夢伝説」だった。
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 オーストラリアの珊瑚の海に酸素のルーツを探ったNHK「地球大紀行」。確か1988年(昭和63年)だったと思う。水中の淡く透明な青色にため息が出るほどだった。中学生ながら。
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 中学校の教科書(多分、地理)の巻頭写真にあった沖縄・西表島の海辺。オキナワについて漠然と南国、という認識はあったが、当時の私と同じぐらいの子供たちがシーカヤックの上で笑ってる姿が、海の美しさと相まって印象深かった。
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 海を見ながらの朝食にも憧れた。ビッグエッグマフィンと、マグカップになみなみと注がれたミルクという朝食が、小学生の時に買った「南国疑似体験」の本に書かれてあった。パソコンの本というのが怪しげであるが、いつか自分もそんな朝食をとってみたい、と細々ながらずーっと思い続けるようになった。結局マフィンはのり弁、ミルクは発泡酒となって実現するわけだが・・・。

 
 というように、移住とか旅行とか具体的な計画こそなかったものの、何かしら南の島や海に興味が絶えなかった頃もあった。ただ、高校に入ってからはどちらかというと山や森を好むようになって行った覚えがある。「海が好き」だと言ってた同級生がどうも安っぽくて(聴いてる音楽も杉山清貴だった)その影響で気持ちが萎えてしまったようである。再び情熱が沸いてくるのは20を過ぎてからの話になる。

 
 南の島も、住んでみるとショボくて窮屈なだけなんだが・・・もちろん、子供の頃はそんなことは考えもしない。常に憧れの場所だった。
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by lidth-s-jay | 2006-06-10 01:55 | 音楽・芸能 | Comments(0)