NTTの各サービス・その2「ダイヤルQ2」

 さて、ダイヤルQ2(0990)である。こちらもサービスは継続中とのこと。
 今では募金など以外では殆ど利用者もいなくなったらしいが、インターネットが普及しはじめの、ダイヤルアップ接続中心の時期には、下手なリンクを踏んでアダルトサイトにQ2接続されてしまうことが問題となったこともあった。私も踏んだ。まあ100円にも満たない額だったのでよかったけど。

 今回お話しするのは、ダイヤルQ2が誕生した翌年の1990年に遡る。



 もともとは、ニュースや芸能情報、電話相談を有料で提供し、情報料としてNTTから一括して請求されるというシステムでQ2サービスは始まった。従量制で、使用した時間だけ料金が徴収される。
 しかし、結局アダルトコンテンツの情報提供が大半を占めるようになっていた。ツーショット会話や、男女のワイセツな会話、など。そして、情報料も3分300円と上限ギリギリまで値をつけていた。結果、はまってしまった連中が数十万円以上もの多額請求を喰らって、社会問題に発展し、以後Q2は規制を強めていった。

 で、瑠璃カケスの場合である。

 角川書店の雑誌「ビデオでーた(現在のDVD&ビデオでーた)」を、映画なんか見ないくせに買っていたことがあった。なぜかというと、中にアダルトビデオの紹介コーナーがあって、それ目当てだけで、この雑誌を買っていた。
 私は高校までエロ本を買うことができず(貰った事はある)、こういうチマチマしたものだけでも宝物だったのだ。
 ちなみに掲載されている写真は、モノクロで極小。こんな感じ(左写真) c0004895_9135947.jpg
 こんなのに、20~30字ぐらいの解説が載ってて、それがズラーッと。5ページかそこらはあったと思う。写真は正直どうでもよく、解説が素晴らしいのだが割愛する。

本論から外れた。
 その「ビデオでーた」にAV女優の生声が聞ける情報サービスという、魅力満載な広告が載っていた。これがダイヤルQ2である。
 ビデオデッキがないからAVも鑑賞できず、エロ本の入手もままならず(いつのまにか没収されていたりした)、ギリギリ水着とかを利用していた私には、こんな臨場感あふれ、なおかつ電話だから見た目には分かんないというグッジョブなサービスがぁっっ!!と、震えつつも掲載された番号に電話してみた。
 そして最初に流れる言葉

「このサービスには 通話料のほかに
 6 秒ごとに 約10円の料金がかかります」


 機械的な言葉のあと、あやしいオネイサンの声がたらたらと流れる。
 番組を選択するようになっていて、下手すると妙に待たされる。無論、この間も課金されている。
 そして女優の声。最初は普通の会話しか聞けず、じれったくなるのだが、ここまできて止めるのもアホらしい(既に阿呆なのだが)。やがて、生めかしい声がはじまり、ウホッ・・・と思っているうちに終了。本番は多分30秒もなかったように思う。
 
 そんなのでも利用させてもらいました。脳内のあらゆる部分をフル稼働させて妄想して。
 
 そんなこんなで、はまっているうちに、それまで5000円足らずだった我が家の電話料金が一気に10000円を超した。これは怪しい、と家族が騒ぎ出す。私はひたすら黙秘したが、どう考えても私しかそんな使いようが無い。
 だって、NTTのバカがご丁寧にも「ダイヤルQ利用料」なんて明細を分けてくれてるなんて。甘かった・・・。これで送信先履歴まで掲載されてたらどうなっていたんだろう。
 その場は「だ、大学の情報番組とかあってさぁ・・・」と、実しやかに嘘八百を並べ、母や姉をとりあえず納得させた。しかし、一息ついたところを姉に「アンタ今ホッとしたような顔したね」と突っ込まれた。そっちこそオレのエロ本返せよと言いたくなったが傷口を広げたくなかったので押し黙った。
 その後は受話器に専用マイクロホンをつけ、ミニレコーダーに録音したのを何度も再生するなど、苦肉の策で凌いだ。辛かった。

 ちなみにテレクラ全盛期の20歳過ぎ頃にはビデオも(自分で)購入してたし、彼女無しという暗い青春にピリオドが打たれていたので、段々低スペック高コストなアダルトものには飛びつかなくなっていた。テレクラも、女性専用無料チャンネルでネカマの振りしたぐらいで、幸い利用するには至らなかった。無論出会い系サイトも。
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by lidth-s-jay | 2004-12-06 08:20 | 流行 | Comments(0)