パックス・ポスペターナ(3)ポストペットチャットの浮世離れ中編

(前の投稿分からの続きです。)



 チャットを始めて以来、私のポスペの世界は「メル友限定」「チャット友達兼メール友」の二手に分かれていた。前者が純粋にペットメールを楽しむに留まる一方、後者は毎日殆ど顔を合わせ、時にはチャットの後もメールで挨拶など、とかく頻繁だった。3日も間を空けると「おひさ~」(久しぶり)と言われる。1週間空けると「おいおいどうしてたんだよ」と言われるか、既に知らない輪ができて戸惑う、という合コン即ハメに劣らぬ濃密な時間の経過の速さを、実感していた。

 先述のとおり私はポスペチャットの「しめじの部屋」というチャットルームに入り浸り、そこに大抵いる「いつもの人」とのチャットを楽しんでいた。
 やがて顔写真の交換、携帯でのやりとりなど、電脳空間はアナログへの逆コースを歩み始め、そして「オフ会」というネットから離れて実際に宴に集おう、という話にまでたどり着いた。
 当時「夜のしめじ」でチャットを楽しんでいる人間の殆どが首都圏、しかも東京・横浜・川崎に集中していた
オフ会=ムーブメント→乗らなきゃ!
と熱くなっていた私は土日に休みを交代してもらい上京し、「オフ会」に参加した。
 元々群れるのは好きでない私だったので、6人という参加者はちょうどよい頭数だった。実際に飲み食いして話している内容は、チャットの連中のことやパソコンの話など、チャットで話しているネタと殆ど変わらないものだった。我々はその愉楽に浸っていた。

追記:
 ポストペットは高度成長期の真っ只中にあった1999年上半期、ついに全国巡回のポストペットEXPOなる全国巡回ギャラリーまで開催された。
 私も3月、名古屋パルコでのEXPOを観にいった。柄にもなくプリクラを撮るなど酔狂極まりないその世界に嵌っていた。グッズも買い込んだ。自分がペットにしていたミニウサギのぬいぐるみ(税別5900円)を買うか真剣に迷った挙句やめた。
 その時、レジで私の前の女性客がクレームを入れていた(内容知らず)。スタッフに勢いよく凄んでいるその人をみて「あーこういう人とは知り合いたくないな・・・」と思った。
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by lidth-s-jay | 2005-02-01 17:08 | 流行 | Comments(0)