なんちゃってピアノ大作戦

 突然だが、瑠璃カケスの実家にはピアノがあった。
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 姉がピアノをやりはじめたからだと思うのだが、記憶ではヤマハのアップライトで60万円ぐらいしたはずである。そんな買い物なんでまた、と思う。
 女子のいる家庭とはそういうものなんだろうか・・・と思わせるほど、同級生の子達も、ピアノ教室に通う割合は多かった。
 やっぱり感覚とか好き嫌い、根気などに差が出てくるのか、ピアノを習ってる子も「クラスの合同演奏時には自他薦で選ばれる達人」「文集に書くネタとして(ピアノの先生になる)」「隠し通す」など様々だった。
 大体は小学校で脱落するが、そこそこ腕のついた子は中学まで、よく分からないが高校(音楽科ではない)に入っても続ける子も稀にいた。「うそだろお前ネタじゃないのか」という意外な人物が猛烈に上手かったりした。単に金持ちなんだろうなそこまでやらせるからには。

 常に姉がやっていたことを真似たがる私も、幼稚園の時ピアノをはじめた。しかし、「練習が死ぬほど嫌だった」「同級生に『おまえ女みたいなことしてるな』とからかわれた」という理由で、1年半程度でやめた。
 練習は確かに嫌だったが、同じオスの言うことなんかに耳を貸さなければよかったと後悔している。その後部活が音楽系で、「ピアノ以外は」女にも負けない自信があったが、やっぱりピアノができなかったことを悔やんだ。やってたら少しはモテていただろう。さあここからが本題だ。

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 田舎だからだろうか、ピアノを続けてやっている男子は小学校の同級生で殆ど聞いたことが無い。後に吹奏楽部で一緒になるやつが少しやっていた(親がどちらも音楽教師)が、まともな演奏というレベルには至っていなかった。
 高校に入ると、男子でもスラリとピアノを奏でられるのがいた。ああいかにも弾けそうだなという容姿の持ち主もいれば「なにこのオッサン」みたいなのまでいた。見た目はともかく、羨ましいと思った。
 
 そういうわけで小中では腕のある奴と出会うことはなかったが、小学校の時と違い、中学生になると「ピアノ弾けたらちょっとカッコイイかも」と思ってしまう男子がにわかに増えてきた。カッコイイのである。中2病の症状例として著しい、なんちゃってピアノである。
 当然、練習してもいない奴らばかりなので、チューリップを人差し指で奏でるのが精一杯なのだが、家にピアノがあるからか、教室通い歴があるのか、わずかながら両手を使える子もいた。
 両手を使う、といっても、左手で拍を奏でるような高度な弾き方は一切しない。ホンの少しのコード(CとかG7とかギターでよくあるアレ)を理解していればよい。弾けない奴から見たら「おまえすげいよ」とびっくりされ褒められる。上手くいけば(特にピアノが弾けない)女子の目をひくことができる。断っておくが弾ける奴らから見たら嘲笑されること間違い無しなので人選には注意が必要だ。

 ピアノが弾けるようにみせかける曲として、こんなのがあった。
ボン・ジョビ「夜明けのランナウェイ」
TMネットワーク「Get Wild」「SELF CONTROL」
ファミコン・ゲームの音楽
(「ツインビー」「グラディウス」「スペースハリアー」など)
坂本龍一「Merry Christmas Mr.Lawrence」
エリック・サティ「ジムノペティ第一番」

 多少難度に差はあるが、ホンの少し練習すれば(あと、残響音のペダルを踏むという小技?もつければ)もう半人前のピアニストである。あいつはピアノが弾けるんだぜと噂が立つであろう。弾ける奴に何か言われないよう、くれぐれも注意だ。

 あと、上記の曲名からお分かりだろうか、かなり古い。80年代の曲ばかりであるが(サティはクラシック)、今だとどんな曲があるだろうか。福山雅治の「Squall」(99年)、森山直太朗「さくら」(03年)などはチャレンジのしがいがありそうだ。
 それから、ピアノの奏法は先述のとおり、コードが分かっていれば両手が動かなくてもナンチャッテで弾ける。ジャズなんかはいい例だ(あくまでも極論であるが)。また、先日もいいともでタモリがなんちゃってピアノを演奏していた(→YouTube動画参照)。


 猛烈に長くなってしまった。やっぱり普通に練習して弾けるようになるのが一番だと思います。
ここまでやる必要はないと思うが。
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by lidth-s-jay | 2007-03-30 17:10 | 男子・女子 | Comments(0)